【内臓被害】プロペシアを服用すると肝機能低下が起きるってホント?

プロペシアの副作用として、肝機能障害が起こると聞いたことがある人もいると思います。

薬物は肝臓で代謝されます。そのため薬物を服用している人の中には、肝臓の負担を心配している人もいるのではないでしょうか?

これから、口から投与(経口投与)された薬の経路、プロペシアの服用で起こる薬物性肝機能障害、肝機能の低下させない生活習慣などについて説明したいと思います。

プロペシアを服用したあとの経路は?

経口投与された薬物は、吸収→分布→代謝→排泄という経路をとります。

経口投与された薬物は、胃や小腸で吸収されます。吸収された薬物はすぐに全身に行き渡るのではなく、肝臓に行きその一部は代謝されてしまうのです。

これを初回通過効果と言います。

初回通過効果を受けた薬物は血液循環に入り、各組織に運ばれ薬効を発揮します(分布)。その後、また肝臓で代謝されたのち、腎臓の糸球体で濾過され排出されます。

肝臓は代謝以外にも、胆汁の生成、糖の貯蔵と放出、解毒、血漿タンパクと尿素の合成、造血機能など多くの働きをしています。

プロペシアを服用すると肝機能障害が起こるの?

このように薬物は肝臓で代謝されるので、ほとんどの薬物を服用すると肝臓に負担がかかります。

プロペシアの添付文書には、943例中2例に肝機能障害が見られた、と書かれています。割合でいうと約0.2%です。これはプロペシアの服用による副作用とするには低すぎる数値のような気がします。

プロペシアの添付文書には、プロペシアの服用によって肝機能障害以外にも、副作用が起こる可能性があることが書かれています。

プロペシアの服用で肝機能のマーカーが上昇するの?

プロペシアの添付文書に書かれている副作用に、頻度不明ですがAST、ALT、γ-GTPの上昇とあります。

ASTもALTもγ-GTPも肝機能のマーカーです。この数値が高値ならば肝機能障害の可能性を疑わなければいけません。

しかし、この血液検査がどのように行われたか、異常発現頻度などが明らかにされていないので、まだ可能性があるということしかわかっていないのだと思います。

肝機能のマーカーが高値を示した時の対処

プロペシアの服用で肝機能障害が起こる可能性は極めて低いとは思いますが、ASTやALTの値が基準値以上と確認されたときの対処法を説明したいと思います。

プロペシアを処方してもらっている医師に相談する

プロペシアを処方してもらっている医師に相談しましょう。

プロペシアを個人で輸入して服用している人も中にはいるようですが、肝機能障害以外にも副作用がでる可能性があるのでやめましょう。

副作用が実感できる症状の場合は気づきやすいと思いますが、肝臓のように異常があってもかなり悪くならないと気づきにくい場合は、気づかないで服用しているうちに悪化していく可能性があります。

きちんと医師から処方されている場合は、定期的に血液検査をすすめられることがあります。医師はプロペシアの副作用が出ていないか気を配っているのです。

プロペシアの服用をやめ別の育毛方法を検討する

プロペシアの添付文書には、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う、と書かれています。

また、AST、ALT、γ-GTP上昇がみられた場合にも投与を中止するなど適切な処置を行う、とも書かれています。

育毛効果が得られるものは、プロペシアだけではありません。ミノキシジルや他の育毛剤でも十分育毛効果が期待できるものがあるので、それを使用することも検討しましょう。

プロペシアは医師に処方してもらわなければダメ!

プロペシアは医師に処方してもらわなければいけません。なぜ医師に処方してもらわなければいけないのかを、説明していきたいと思います。

プロペシアを服用してよい状態か服用前にチェックが必要!

副作用の心配をする以前に、プロペシアを服用してもよい健康状態かを、検査してから服用する必要があります。

元々、肝機能が低下している状態でプロペシアを服用してしまったら、肝機能低下が悪化してしまう可能性は高くなります。服用前にきちんと血液検査などをして、プロペシアを服用してよいのか医師に判断してもらってください。

服用前に検査することによって、服用後の検査結果と比べることができます。異常が見られたときには、医師が適切な対処をしてくれるでしょう。

個人輸入のプロペシアは中身が偽物である可能性がある

プロペシアを個人で輸入して販売している人がいます。また育毛効果がない錠剤をプロペシアと偽って販売している業者もいます。

一般人には本物か偽物かの判断はできません。

ED治療薬のバイアグラを販売しているファイザー株式会社のホームページに、2009年に比べると偽物の割合は減っているが、それでも個人輸入して販売されている薬の40%ほどが、偽物であると確認できたと発表されています。

育毛効果はないが無害なものならまだよいですが、有害なものである可能性もあります。偽物のプロペシアを飲んで重大な異常が起きてしまうかもしれません。

偽物を服用して異常が起きた時に、偽物の成分がわからないので、医師でもすぐには適切な処置はできません。

肝機能を低下させないための生活習慣

プロペシアの服用で肝機能が低下するかはまだはっきりとはわかっていません。

しかし可能性としては考えられますし、薬物を日常的に服用するだけでも肝臓に負担がかかってしまっています。

そこで、肝機能を低下させないための生活習慣を説明していきたいと思います。

過度なアルコール摂取を控える

アルコールは肝臓で分解されるので、過度なアルコールの摂取は肝臓に負担をかけます。

分解しきれないほどのアルコールは肝臓に脂肪を貯めさせ、肝臓が正常に働かない状態になります(脂肪肝)。

過度なアルコール摂取を控え、さらに肝臓を休ませるために、週に2日は休肝日を設けるようにしましょう。

また、プロペシアの服用と同時に飲酒することも、控えるようにした方がよいでしょう。

バランスのよい食事をとりましょう

食べ過ぎると中性脂肪が肝臓に溜まり脂肪肝になります。お腹がいっぱいになるまで食事をせず、腹八文目を心がけましょう。

油っこい食事ばかりではなく野菜などもしっかりと摂り、バランスのよい食事を心がけましょう。また塩分の取り過ぎにも注意してください。

有酸素運動をしましょう

肝臓に溜まってしまった脂肪を取り除くには、有酸素運動が効果的です。

有酸素運動とは、長時間継続して軽度~中程度の運動を行うことです。定期的に20分以上のウォーキングなどをするとよいでしょう。

あまり激しい運動は肝臓に負荷がかかり逆効果になります。激しい運動をしたあとは、肝臓のエネルギーを回復させるために、素早く栄養を補給しましょう。

ストレスを溜めないようにしましょう

ストレスによって自律神経に乱れが生じると肝臓に負担がかかります。

しかし、現代社会では、ストレスのない生活をすることは難しいと思います。ストレスを溜めないように、ストレスを解消する方法を考えておきましょう。

好きな趣味を楽しむのもよいですし、適度な運動をするのもストレス解消になると思います。

寝不足などもストレスになるので、規則正しい生活をして十分な睡眠を取るようにしましょう。

禁煙をしましょう

タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害成分は、肝臓で分解されます。そのため喫煙は肝臓に負担をかけていることになります。禁煙は肝臓の負担を和らげる効果があります。

また、飲酒しながらの喫煙はさらに肝臓に負担をかけることになるので、できるだけしないようにした方がよいでしょう。

いきなり禁煙できないという人は、節煙するだけでも肝臓の負担を和らげることになるので、喫煙本数を減らすように心がけるようにしましょう。

肝機能が弱い人におすすめの育毛法!

元々肝臓が弱い人や、プロペシアの服用で肝機能が低下した人は、育毛を諦めないといけないのでしょうか?

育毛はプロペシアを服用しなければできない、ということはありません!

肝臓が弱った人におすすめの育毛法を紹介していきたいと思います。

育毛剤を使用する

育毛剤を使って育毛するのは、もっとも一般的で多くの人がやっていることだと思います。

使用する育毛剤は、AGA専門クリニックやドラッグストアで市販されている育毛剤や、通信販売で購入できる育毛剤があります。

育毛剤の他にも育毛シャンプーなどもあるので、併用して使用すれば育毛効果は高まると思います。

育毛剤は頭皮に浸透させるので、肝臓に負担をかける心配をしている人にはお勧めの育毛法です。

サプリメントを飲む

育毛効果があるサプリメントを飲むことで薄毛が改善した人もいます。

プロペシアは、抜け毛の原因となるDHTの生成を抑制する効果がありますが、多くの育毛サプリメントに含まれているノコギリヤシにも同じ効果があります。

ノコギリヤシは天然成分なので、プロペシアに比べると副作用が出る可能性は低いです。

しかし、過剰摂取は肝臓に負担をかけてしまうので、適量を服用するように注意してください。

育毛メソセラピー治療をする

育毛メソセラピーとは、育毛効果がある成分を患部に直接注入することで育毛をする治療法です。

薄毛が目立つ部分の頭皮に注入します。注入法は、注射器を使用する方法や炭酸ガスの噴射で利用する方法などがあります。

育毛メソセラピーで用いられる成分は、髪の成長に必要なアミノ酸やビタミンなどや、血行改善するための血管拡張剤、髪の毛の成長因子などです。

育毛メソセラピーは6回注入することが一般的です。1回の費用相場は6~7万円で合計40万円前後の費用がかかってしまいます。

育毛メソセラピーを受けたい人は、格安で育毛メソセラピーを行ってくれるクリニックもあるそうなので、よく調べてから治療を受けるクリニックを決めることをおすすめします。

まとめ

当記事の内容を簡単にまとめると、

  • 肝臓では薬物の代謝が行われる。
  • プロペシアの服用で肝機能障害が起こるかは、まだはっきりとわかっていない。
  • 肝機能障害が起こったとしても極めて低い出現率である。
  • 肝機能に異常が見られたら、すぐに医師に相談する。
  • プロペシアの処方は必ず医師からしてもらうこと。
  • 肝機能を低下させないためには、日頃の生活習慣も大切。
  • 肝臓が弱っている人はプロペシア以外の方法での育毛を検討するとよい。

といった感じです。

肝臓が弱っている人は注意が必要ですね。